2009年2月15日日曜日
映画: スラムドッグ$ミリオネア (2008)
スラムドッグ$ミリオネア (2008)
原題:Slumdog Millionaire
2009年4月から日本でも公開。
ゴールデン・グローブ賞 - 最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀作品賞受賞
アカデミー賞 - 9部門ノミネート
「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督、製作国イギリス
と前評判抜群だったので、一足先に見てみると、
うーん、よかった。
この備忘録ブログを始めるきっかけとなった作品!
内容はこんな感じでした。
主人公ジャマールを演じるのはインド系イギリス人俳優。
家族を失いスラムで生活していたジャマールは、 誘拐され、物乞いとして働かされることとなる。 同情をかって高いお金を稼ぐためにと、危うく盲目にさせられるところを 間一髪逃亡する。
逃亡時に、恐ろしい物乞い宿に残してきてしまった ラティーカのことがずっと忘れられず、しかしボンベイに戻れば殺されるという想いで、 遠く離れた土地で必死に食いつないでいく。 長距離電車での物売り、タージマハルでの観光ガイド、盗人、食堂の手伝い・・・
ジャマールの生活は、一見インドの最下層を映し出す(インドのそこら中で目にする) 何の変哲もないもの。 しかし、急成長を遂げるインドの大都市で、子どものころから生きる手段を見つけてきた ジャマールが得た知識は少なくなかった。
好機が訪れたのは、コールセンターでお茶くみの仕事をしていたときに、 誤ってクイズ・ミリオネアの番組からの電話をとってしまったこと。 これがきっかけでクイズに出ることになったジャマールは 今までの経験を生かしてクイズに次々と正解し、大金を手にする。
映画は、インドらしく、ジャマールがクイズでいんちきをしたのではないかと 警察に捕まり拷問を受けるところから始まる。ジャマールが一問一問なぜ正解できたのか、 どこでどう学んだ情報かを警察に説明することで、ジャマールの人生をさかのぼる形で映画が進む。 テレビを通してジャマールの居場所を確認したラティーカと 感動の再開をして映画は終る。
そういえば、ラストシーンでジャマールとラティーカが感動的に結ばれた
ボンベイ駅構内は、インドで忘れられない思い出の場所でした。
それは、大学3年生の春休み、インドに親戚をもつA.T.さんと
1ヶ月ほどインドを旅していた時のこと。あちこちの彼女の親戚の家で
カレーを食べさせてもらえたのは幸せでした。
ボンベイ駅での出来事は、今でも鮮明に覚えています。
ごったがえしていた駅構内で、私はA.T.さんと離れ離れにならないように
必死になりながら、ニューデリー行き電車を探していました。
もちろん、携帯電話も持っていなかったので見失ったらおしまいと思いながら。
でもそういう時に限って、一瞬のすきに彼女を見失いました。
そしたら、なんと彼女が間違えた電車に乗り込んでいる・・・・
「違う電車だよ。早く降りて!」
という私の声に気づいた時には、電車は既に動きだしてしまっていて・・
私の声に気づいて飛び降りるべきか躊躇している間に、電車は既にスピードを上げ始め・・・
結局彼女は勇気を出してプラットホームに飛び降り、幸運にも擦り傷と
着ていたサリーと体中が泥だらけになっただけですみました。
しかし、あの間10秒足らずの緊張の一瞬は今も忘れません。
何か悪いことが起こるシーンは、映画でよくスローモーションで
流れるけど、2-30秒くらいの出来事だったような感じがします。
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